短所:社長から見た弊社の短所

自社の短所を社長が告白すると言うのは、正直言って勇気が要ることである。場合によっては、「コイツ真面目に会社の将来を考えているのか。」とか「閲覧者を馬鹿にしているのではないか。」などと受け取られる危険性がある。無論、最も単純なパターンとして、単に「こんな短所がある会社なんかと付き合えるか。」と思われるかもしれない。 話しは変わるが、私は、結婚式でスピーチする時、主役の新郎や新婦を少しけなすことにしている。これは、たとえ主賓であってもである。但し、けなした後に必ず気合を込めて褒める、絶対の自信を持って褒めている。けなした後に褒めるとその後から来た褒め言葉が真実に聞こえるからである(正確に言うと、少なくとも私は「真実に聞こえる」と思っている)。大体考えてもみて欲しい。日本全国津々浦々、ほとんど全ての結婚式で主役は褒められてばっかである。これじゃその褒め言葉を信用しろと言う方が無理である。だから、だから、私は多少けなすことで、逆に主役の長所に光を当てようとしている。 以上より、私は敢えて自社の短所をここにまとめる。きっと少なくとも弊社の現在のお客様は、これを読んでも弊社とのお付き合いを止めることはない筈だと信じて・・・

項目 内容
自前開発主義 何でも自社で開発したがる。今の世の中、優れたGISエンジンやライブラリがいくらでも転がっており、合理的な価格で入手が可能になっているのだが、弊社は基本的には何でも自社で作ってしまい、ことGISに関するソフトウエアは地図データ以外、購入したことが無い、いや正確に言うとつい最近までは無かった。2003年9月に、ゼンリン電子地図システム開発用SDKのZiSSを購入したため、惜しくも?この記録は途絶えてしまった。尤も最近は、(株)NTTデータのGEOPLATSとMapServerも業務の必要上使い始めたが・・・
PR下手 PRが下手、と言うか手を抜く癖がある。早い話しこのWebサイトの開設だって2003年10月である。それまでに、弊社はシステム開発の会社でありながら、頑としてホームページを作って来なかった。その間にお客様のサイトのページは作っているのだから、まさに「紺屋の白袴」である。その裏にある事情は、ホームページが無くても幾らでも仕事が湧いて来ると言う自信であり、単に「作りました。」と言うだけのおざなりなホームページは作りたく無いと言うプライドであったが、どう言を弄したとしても、所詮、手抜きであることは否めない。
採算性の度外視 社員が採算性を忘れて開発に熱中することがある。社長が口を酸っぱくして、採算性と言う観点からプロジェクト管理をしようとしても、よく出来た社員が、「品質は最高の営業だ。」と分かったような口を利いて、受託費以上のシステムを作って納品しようとすることがしばしばある。
自由奔放な社員 社員が社長の言うことを聞かない(正確には、ことがある。さすがにいつでも、社長の言うことを聞かない訳では無い)。
自信過剰 これは社長だけの問題かもしれない。絶対に○○は□□だと言い切って、後で、そ知らぬ顔で訂正することが、たまーに存在する。
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