住所正規化アプリケーション「住所再生工場」は日本の住所表記の問題の解決を目的とする住所文字列処理に特化したアプリケーションプログラム(拡張子exe)です。
住所再生工場により、住所文字列を「正規化/クレンジング」したり、住所を緯度経度に変換したり(「ジオコーディング」)、逆に緯度経度から住所文字列に変換することが可能です。
入力データは画面からテキスト入力することも可能ですし、複数のxls(Excel形式)又はcsvファイルを読み込ませることで複数ファイル指定一括処理することも可能です。
本ソフトウエアの製品名は、プロ野球の現(2009年4月17日時点)楽天監督の野村 克也氏の選手活用手腕を褒め称えた「野村再生工場」に由来します。この製品名には、本ソフトウエアにより、一般に十分に活用されているとは言えない住所データを再生させたいと言う弊社の熱い思いが込められています。 日本の住所表記の問題より、一般に住所文字列は、二次利用が難しい状況です。それに対して、住所正規化アプリケーション「住所再生工場」は、住所の正規化や緯度経度への変換機能により、二次利用が可能な状態にレベルアップさせます。この役割を「再生工場」と表現しました。 経済情勢が厳しい今だからこそ、住所データを安価に高度利用、二次利用出来る環境を提供出来たら、それは社会への貢献に繋がるのではないかと、弊社では考えております。
基本的に、以下の2種類の変換方式がサポートされています。
対話型処理方式 | 画面から1組のデータを入力する方式:画面から例えば住所文字列を入力して、緯度経度に変換する。 |
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複数ファイル指定一括処理 | 指定フォルダの直下にある複数のxls(Excel形式)又はcsvファイル内の住所や緯度経度を一括して、変換する。 |
変換の種類は以下の4つがサポートされています。
住所の正規化/クレンジング | 住所文字列を「正規化/クレンジング」します。 |
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住所→緯度経度変換 | 住所文字列から、その代表位置の緯度経度に変換します(ジオコーディング)。 |
住所→郵便番号変換 | 住所文字列から郵便番号に変換します。 |
緯度経度→住所変換 | 緯度経度からその近くの住所を求めます。 |
更に測地系の変換機能も実装されています。
住所辞書データとして、国土計画局総務課国土情報整備室が無償で提供する街区レベル位置参照情報を利用しています。一方機能的には、緯度経度への変換と住所文字列の正規化の双方が可能になっており、更に以下に示す通り、詳細なレベルまで、緯度経度を求めることが可能です。そのため、得られる効果に対して、総体的に低い経費での導入が可能であり、結果として高いコストパフォーマンスを叩き出しています。
複数のxls(Excel形式)又はcsvファイル内のデータを一括して処理することが可能です。ファイル内のデータレイアウトについては、ウイザード画面で指定することで、柔軟に対応出来ます。
ウイザード形式(各画面の最上位には、簡単な操作説明が掲載されています)で動作するため、操作法が容易に想像出来ます。
住所正規化アプリケーション「住所再生工場」は弊社製品の住所変換エンジン「eCapGC」をベースとして、開発しているため、住所変換エンジン「eCapGC」の強力な変換機能を備えています。例えば、省略及び表記のゆれに自動的に対処致します。更に、解の候補が複数存在する場合は、全てを同時に算出します。測地系変換機能も内蔵されています。
上記の日本の住所表記の問題より、一般に住所文字列は、二次利用が難しい状況です。それに対して、住所正規化アプリケーション「住所再生工場」は、住所の正規化や緯度経度への変換機能により、住所文字列を二次利用が可能な状態にレベルアップさせます。この機能により、以下の利活用法が可能です。
例えば「白山一丁目二十八番十号」と「白山1-28-10」を同一住所とみなすことで、正確な名寄せを可能にします。
「文京区白山一丁目二十八番十号」を「東京都」、「文京区」、「白山」、「1」、「28」、「10」の様に分けることにより、例えば区名が抽出でき、よって区名での絞り込み検索が可能になります。
住所に該当する緯度経度を求められるため、緯度経度を用いてデータを地図上に表示することで、地図を利用した分析、解析、計画立案が可能になります。つまり、GISとの連携が可能になります。
一般にWebサイト等で、住所文字列を入力させる場合、利用者にとっての操作性の向上を考えると、1つのテキスト文字列として自由に入力させることが望まれます。自由に入力させた住所文字列も住所再生工場により、正規化されるため、システム管理者は安心して自由入力させることが出来ます。
住所正規化アプリケーション「住所再生工場」は弊社製品の住所変換エンジン「eCapGC」をベースとして開発されています。
住所変換エンジン「eCapGC」はMicrosoft SQLServerに格納された住所辞書データを必要とします。Microsoft SQLServerとしては、無償のSQLServer Expressも利用可能です。よって、SQLServerの調達に要する費用を0にすることが可能です。
動作するために必要なHDD容量としては、住所辞書データも含めて、6GB程度以上です。
現時点で、対応しているOSは以下の通りです。そのほかのOSについてはご相談下さい。
・Windows XP
・Windows Vista
・Windows 7
・Windows 8
・Windows 10
住所再生工場の価格は以下の通りです。
製品名 | 定価(税込) | 備考 |
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住所再生工場ライセンス | 121,000円 | 1筐体当たり。 |
データ更新 | 22,000円 |
1筐体、1回当たり。 1年に1回の更新を予定。 |
注1:上記の価格は、標準利用方法として、以下の2点を前提としております。この条件に当てはまらない場合は、別途相談となります。詳細は適宜、お問合せ下さい。
(1)変換対象、変換元のデータは御購入者自身が管理、所有している住所データであること。但し、御購入者自身の代わりに御購入者自身にとっての直接の顧客(但し1社のみ)であること(つまり代理購入)は可とする。
(2)変換後のデータの利用は、基本的には同一事業所内とすること。従って、例えば、たとえ同一社内でも異なる事業所に対して、変換成果を提供することや、本ソフトウエアを用いて、有償、無償を問わず外部からデータ提供を受けて、データ変換を施し、結果を提供者に戻すサービスを実施することは、上記の別途相談となる。
注2:住所正規化アプリケーション「住所再生工場」では、住所変換エンジンのAPIを公開していないため、カスタマイズは出来ません。住所変換エンジンのAPIの利用によるカスタマイズを要望される場合は、住所変換エンジン「eCapGC」を御利用下さい。
こちらでは、本製品の具体的な利用イメージを図を使ってより、分り易く説明しております。是非、御覧下さい。
住所正規化アプリケーション「住所再生工場」の関連サービスについては「こちら」をご覧下さい。
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