社長から見た弊社の短所

　　　1:25,000地形図と２次メッシュの整合性の確立

1.はじめに

何やら、難しそうなタイトルと伴に始まった本稿ではありますが、扱っているテーマは至って単純です。（財）日本地図センターから数値地図25000(地図画像）と言う1:25,000地形図のデジタル地図が販売されています。この数値地図25000(地図画像）はラスター画像ファイルですが、かつてこれをGISで利用し易い様に２次メッシュ単位のラスター画像ファイル（但し、緯度経度座標に合うように幾何補正済み）に編集しようと試みた際に、とんでもなく面倒な作業が待ち受けていることを知りました。この面倒な作業に対して、いかに弊社は、苦労を厭わず地道に取り組んだか、弊社のその愚直なまでの業務への姿勢、手法を御理解頂きたいと思い、本稿を記した次第です。

さて、数値地図25000(地図画像）の問題は以下の２つに分かれます。
① 座標系の独自性（既存の地図座標とは全く異なる）
② 図面範囲の独自性（２次メッシュとは厳密には一致しない）
以下では、この２点に分けて、その内容を説明します。