◆ネットワーク情報の構築
 本コンポーネントは特定のネットワークデータに依存しません。従って、ネットワークトポロジーさえ持っていれば、どんなデータ(道路、下水道、ガス管など)に対しても探索が可能です。
本コンポーネントはユーザーがお持ちのネットワークデータを本コンポーネントに構築するための機能を提供します。本機能によって構築されたネットワークデータは、全てメモリ内に格納され最適ルート探索の際に使用されます。
 

 
◆ユーザー指定のコスト情報による最適ルート探索
 最適ルート探索は、ある出発地から目的地に到着するまで最小のコストとなるようなルートを探索するものですが、このコストに様々な種類の情報を設定することで、目的に応じたルート探索が実現可能です。
例えば、道路ネットワークデータに関しては下記のようなルート探索が可能です。
 
 最短時間  走行時間が最小になるようなルート探索
 最短距離  走行距離が最小になるようなルート探索
 
◆リンクの使用可否情報を考慮可能-静的考慮
 ネットワークデータの中に存在しているリンクデータについて、ある特定のリンクを使用したくないような場合があります。例えば道路ネットワークデータの場合は、「有料道路は使いたくない」などがあります。
このような探索条件への対応は、探索処理の直前までにリンクの使用可否を設定することで実現可能です。
 

◆リンクの使用可否情報を考慮可能-動的考慮
 ネットワークデータの中に存在しているリンクデータについて、ある特定のリンクを一時的に時間制限付きで使用したくないような場合があります。例えば道路ネットワークデータの場合は、「ある時間帯について工事中により一時的に通行止めにしたい」などがあります。
このような探索条件への対応は、探索処理の最中に発生するイベントにより、動的にリンクの使用可否を設定することで実現可能です。
 

 
◆道路の一方通行などの進行方向制約を考慮可能
 リンクの進行方向制約を考慮することにより、道路の一方通行を考慮したルート探索が実現可能です。 リンクの進行方向制約はネットワークデータ構築の段階で設定する必要があります。
 
 
 eCapsule-Dijkstraの機能と特徴(1/3)

 

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