世間では、様々なフォーマットのベクター地図が利用されていると思います。公共系で使われている地理情報標準(JPGIS)、 地図ベンダー独自形式としての昭文社-MRD、MRX、ゼンリン-Zmap-TOWN2、Zmap-AREA25、国際航業-PAREA、GISベンダー独自の形式としての ESRI-shape、MapInfo-tab、SIS-bds、海外のデータ形式としてのDLG、DCW(VPF)等々、我々の身の回りには実に様々なベクター地図の フォーマットが存在すると思います。通常は、これらのフォーマットのベクター地図を、Web公開する場合、それ専用のフォーマットに変換しなければいけません。 有名な所では、例えばオープンソースのWebGISではGeoServerと並んでデファクトスタンダードであるMapServerの場合は、 PostGISと云う空間管理機能が拡張されたDB内のテーブルに格納することが、半ば必須、或いは当然の常識となっています。 つまり通常、格納/管理されている地図フォーマットそのままで、Webに公開することは出来ない訳です。 弊社のサービスは、この問題を解決すべく、任意のフォーマットのベクター地図データを直接Webサービスにつなぎます。つまり、 あなたのベクター地図をそのままの形式のまま(何のフォーマット変換も行なうことなく)Web上の地図として公開します。この技術、サービスのイメージは、図 1に示す通りです。
これは、日夜研究を続けている技術なので、詳しくここで記すことは、取り敢えず控えますが、大事なキーポイントのみ、列挙すると以下の通りです。
皆さんが管理しているベクター地図のフォーマットのままでWeb上の地図として公開出来る為、フォーマット変換に必要な時間が節約され、即座に、Web上への公開が可能です。
よって、例えば管理されているベクター地図が頻繁に更新される場合でも、更新した結果を即座に、ほとんどリアルタイムに公開することが可能になります。
これは特に、更新頻度が高いデータに対して、出来るだけその時点の最新データを大勢の人に共有させたいと云うニーズを持っている方にとっては大きなメリットであると思われます。
一般論として一概に、費用は「いくら」とは申し上げられない状況です。と申しますのは、以下の要因に応じて、費用は変動するためです。費用については申し訳御座いませんが、お問い合わせ頂ければ幸いです。
本サービスについては、実は注意すべき点があります。それは速度性能の問題です。あくまで、現状のフォーマットを優先し、それを加工/チューニングすることなく、 そのまま利用することを前提としているため、速度性能が実用レベルに達しない危険が発生し得ます。分かりやすい例として、例えば、 ベクター地図が属性と形状の2つのテーブルに分れており(同一テーブルではないと云う意味)、そのテーブルには何のインデックスも設定されておらず、 更に特別な空間管理機能が何も追加されていないDBに格納されていると云う様な云わば最悪のケースを考えたとします。この場合は、そうではないDB内のデータと比較した時に、 速度性能に著しい差が出るのは、御理解頂けるかと思います。
もし、このページに記載された技術、サービスへのニーズ、興味を御持ちならば、是非とも、弊社まで御問い合わせ下さい。